公開日:2025年4月28日|カテゴリ:#わらしべ転職戦略(月曜日)
完璧じゃないからこそ、伝わるPRがある
転職書類でよくある悩み——
「アピールできる実績が少ない」「自信を持てるスキルがない」
そんなときに使えるのが、“逆説”を活かした自己PR法です。
自分の「足りなさ」や「弱さ」を、あえて表現しながら伸びしろを伝える。
これが意外にも、選ばれる理由になります。
なぜ「逆説」が効果的なのか?
採用担当者が見ているのは、スペックの高さだけではありません。
むしろ注目しているのは、「どんな環境で、どう学び、どんな姿勢で成長してきたか」。
つまり、人間性・伸びしろ・再現性が鍵になります。
だからこそ、「私はこれができなかった。でも今はこう動けるようになった」という成長の軌跡こそが、共感と信頼を生みます。
「逆説自己PR」の3ステップ構成
- ① あえて“弱点”をさらけ出す
「コミュニケーションが苦手だった」「数字への苦手意識があった」など、
自分の課題や過去の失敗を素直に開示します。 - ② 課題にどう向き合ったかを語る
そこで何に気づき、どんな努力をして、どんな小さな変化があったのかを描写します。
ここが読者(面接官)の“共感ポイント”になります。 - ③ 今はどう活かせているかを示す
結果としてどんな価値提供ができるようになったか。
「未完成であるがゆえの成長可能性」と「実践経験に基づく再現性」を伝えましょう。
実例:逆説自己PRのテンプレート
以下は、私が実際に使用した逆説型の一文です。
「私はもともと周囲と意見をすり合わせるのが得意ではありませんでした。
しかし前職でプロジェクト調整を任された際、徹底的に相手の話を聴く姿勢を心がけました。
その結果、議論の場で“翻訳役”として機能できるようになり、現在では部門間の橋渡し役を担っています。」
自信のなさを出発点にしながらも、誠実さと変化の軌跡を見せることで、ポテンシャルを効果的に伝えられます。
まとめ:「強み」は“未完成さ”に宿る
自己PRで大切なのは、キラキラした成果だけではなく、リアルな「過程」です。
不完全である自分を受け入れ、それを糧に変えていく姿勢は、間違いなく面接官の心を動かします。
わらしべキャリアでは、そんな“等身大の戦略”を毎週月曜に発信中。
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